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汚部屋の大掃除で捨てる物と残す物の仕分けのコツ

2018.01.27

長い間汚部屋と化した部屋は、決して居心地のいい場所ではないはずです。「片づけようとは思いつつ、なかなか手が付けられなかった」ということが何度かあったと思います。

汚部屋の解消に少しでも決心がついたなら、不要なものを捨てることを前提に、大掃除の日時を決め、自分なりの分別の基準を決めて確実に実行しましょう。

汚部屋の大掃除の基本的な心構えは「捨てる」こと

足の踏み場もない汚部屋を構成している物のほとんどは、不要なものです。汚部屋を大掃除する決断をしたら、部屋を埋め尽くしている物をどんどん捨てましょう。

汚部屋にしてしまう人の特徴として、「あとで掃除するから」「いつか使うから」「捨てるのがもったいないから」と思ってしまう傾向があります。

これらを言い訳にして掃除を先延ばしにし、大量の物を身の回りに放置しています。生活空間が物に侵食されて、生活しにくくなっているのは確かなので、住人としても自覚しない訳にはいきません。

その多くは、いく度か片づけよう思って掃除を始めるようですが、「捨てる」という心構えが不十分なために途中で挫折しています。

汚部屋の大掃除を始めるときは、自分の中にある物への執着と向き合って、日常に本当に必要な物以外は全部捨てる心構えが必要です。放置されて数カ月から数年経ったものは、不要なものです。心の中にある「いつか使う」の「いつか」は自分の執着だと思って手放しましょう。

「もったいない」精神は、エコの観点から尊い精神ですが、それと汚部屋にしてしまう精神とは基本的に違います。活用しない物を増やしてもエコとは言えません。とりあえず、汚部屋を片づけてから改めて考えましょう。 

部屋にあふれる数々の物は、住人が問題解決を先延ばしにする思い癖が原因となって溜まっています。汚部屋を解決する気があるのなら、大掃除する日時を決め、部屋の物をすべて捨てる覚悟を決めてから取りかかりましょう。自分が決めない限り、「いつか」は永遠にやって来ません。

明らかなゴミから捨てていく

とりあえず足の踏み場をつくるため、ゴミを捨てましょう。汚部屋の特徴として、床にどんどん物を積み上げていく、というのがあります。物の層の最上部は、現在使用している物や脱いだ衣服、最近食べかけた食品、飲みかけのペットボトルなどがあるかと思います。

第一段階として、今の生活の層にあるゴミを捨てましょう。

まず、家電機器のリモコン、毎日着ている衣服、よく使う食器や日用品以外の物は、燃えるゴミ・燃えないゴミの分別をして、それぞれのゴミ袋に入れていきます。

食品や飲み物は、古いものが出てきたら躊躇せずに捨てます。ペットボトルの中身がある場合は、中身を捨ててペットボトルだけまとめておきます。

使い切っていない化粧品なども、すでに新しいのを使い始めていたり同じものが複数あった場合は、古い物を捨てましょう。

何度も言いますが「いつか」はなく、今後使うことはありません。衣服は、洗濯不能なまでに汚れたものは捨てましょう。すでに何年も着ていないのであれば、不要なものです。

必要・不要を判断する基準の目安

明らかにゴミとわかる物の処分がある程度済んだら、クローゼットの衣服や本、雑誌やCD・DVD、思い出の品物などに取りかかりましょう。思い入れがある物は必要・不要の判断が難しくなります。

買い物が好きだったり、収集するのが好きだったりする人にとって、長年のコレクションはすべてが大切な物です。買った時の思い出や、自分の気持ちごと家の中に溜め込んでいるので、何年も経つと部屋のキャパシティを超えてしまうのです。

物には、納まるべき場所が必要だと考えましょう。住人の生活の場所を侵食するのは、納まるべき場所の容量が少ないか、そもそも納める場所がないからです。

服が好きだったら、大量の服が収納できるクローゼットが必要です。その他、趣味の物がある場合も、収納するスペースを考えてから購入すべきです。そうでなければ、生活スペースにあふれる物は、自分の今の生活には必要ないものとして分別後に捨てる必要があります。

必要・不要の判断は「買ってからの年数」「使わなくなった年数」「代替可能であるかどうか」「同じものや類似の物かあるどうか」「デジタルデータで残せるかどうか」などを考慮して、自分自身で捨てる物の基準をつくりましょう。

特に、デジタルデータとして残せる物は多いようです。CDやDVDはデータをまとめてハードディスクに収納できますし、思い出の品も、画像として残しておけばいい物もあります。

どうしても必要・不要の判断がつかない場合は、判断を保留する「保留箱」を作って、少し時間をおいて分別しましょう。くれぐれも、時間をおきすぎないように、大掃除の翌日には捨てる物を取り出すようにしましょう。

不要なものの処分方法

ゴミとして捨てることを決めた物は、燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミ、粗大ゴミに分別して廃棄します。

各自治体で分別の仕方が決められているので確認をして、指定日に指定場所に出しましょう。資源ゴミの分別までは難しいというのであれば、とりあえず、燃えるゴミか燃えないゴミに分別して捨てるようにします。

一辺が30cm以上のものは粗大ゴミとして、各自治体の粗大ごみ受付センター
に連絡して既定の方法で料金を払って捨てます。なお、分解して30cm以下にできるのであれば、燃える物は燃えるゴミに、燃える物でなければ燃えないゴミにして出すことができます。

捨てるのに忍びない、高価な物で捨てられない、という物は友人や知人に声をかけたり、リサイクルショップに持ち込んで買い取ってもらいましょう。

近所の学校や町内会などのバサー、仲間内で不要物を持ち寄ってフリーマーケットに出店するのも、楽しみのひとつになるので計画してもいいでしょう。

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