部屋中コバエだらけ…一人暮らしの女性が部屋掃除を決意したワケ

こんにちは、こころテラスです。このコラムでは全国の方からいただいたゴミ屋敷清掃の体験談をご紹介しています。(弊社にご依頼いただいた案件ではありません)
「片付けしている時間がない」と汚部屋を放置しつづけていたある女性は、あるきっかけで自力で片づけることを決意したそうです。その理由を詳しく伺いました。

昼も夜も仕事で片づける時間が作れなかった女性

私は25歳の会社員です。今の家に引っ越してから2ヶ月以上経ちましたが引っ越しの片付けがまだできていなくて、段ボールや新聞紙が散乱し、物が散らかり放題でした。でも昼間は事務の仕事、夜は週3日スナックでホステスの仕事をしていて、部屋を片付ける精神的・時間的な余裕は一切なかったのです。

そんな私が「これは本当に片づけなくちゃやばい!」と思ったのには2つのきっかけがありました。

「額に虫」事件

朝、鏡を見ながら化粧をしていたときのこと、私の額に黒いものがピタッとつきました。目を凝らしてよく見ると、それは1ミリあるかないかくらいの小さな虫。虫が大嫌いな私は慌てて手で追い払いました。人を怖がらずに悠長と私の額をうろつく姿はたった1ミリ程度の虫でも恐怖でしかありませんでした。

そして部屋の隅や柱の近くに溜まっている黒い小さな点々の正体はこの虫の死骸だったのだと初めて気がつきました。今までホコリか何かだろうと思って全く気にしていませんでしたが、こんな虫たちと同じ部屋で暮らしていたと思うと背筋が凍る思いでした。でも自分ではこの汚部屋をどうやって片付けたらいいのかわからず、ジレンマに陥っていました。

ある日突然友達から「今日泊まりたい」とメッセージ

その「額に虫」事件の直後、今は仕事で地方に住んでいる学生時代の友達から「いきなりで悪いんだけど、今日泊まってもいい?」とメッセージを受けました。久々に会う友達だし、むげに断れず、その日は仕事を早々と切り上げて家に帰り、部屋の掃除を始めました。

2時間以上かけて段ボールや食器類、自分の服、雑貨類など床に置いてあるものはなんでも片づけました。部屋の隅々まで掃除機をかけて、小さい虫が部屋中飛び回っていたことなど、微塵も感じさせないようなきれいな部屋に仕上げました。

床に物がひとつも置いていない、髪の毛一本ですら落ちていない部屋は、本当に久々でとても気分が良くなりました。あとは友達を待つだけ、と思いきや「ごめん、彼氏の家に泊まるからやっぱり行けない」との連絡が…。

結局その日、友達は家に来ませんでしたが、部屋を片付ける良いきっかけになったので結果オーライかもしれません。それ以来、部屋に小さい虫は1匹も発生していません。少し散らかってしまうことはありますが、できるだけきれいな部屋を維持したいと思います。

今回の女性は、友人からの申し出により掃除せざるを得ない状況になりましたね。虫が湧く汚部屋も、きれいに掃除すれば虫は確実にいなくなりますから、定期的なに掃除しましょう。自分では対処できないような場合は専門業者にご相談いただくとお力になれるかもしれません。

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