汚部屋や散らかった部屋はストレスが溜まる!?

きれいに片づいて、掃除の行き届いた部屋は居心地がいいものです。

おそらく、自分の部屋が散らかっている人でもそのように感じると思います。汚部屋の住人も、そもそも部屋を汚そうと思って汚い部屋にしたわけではないはずです。はじめはきれいだった部屋が、何かのきっかけでだんだん物にあふれ汚れていったのかもしれません。

ストレスは心身を疲れさせて、生活をすさんだものにします。汚部屋のきっかけがストレスだったとしても、部屋はストレスを癒す場所であるべきです。汚部屋では物とともにストレスも溜まっていきます。

物が多く散らかった部屋で過ごしているとストレスが溜まる理由

仕事が忙しくて自宅の掃除や片づけが十分にできなくなると、家に帰ってホッとできるはずが、乱雑な部屋の中で余計にイライラしてしまいます。

それはどうしてでしょうか。理由はいくつかあります。

ひとつには、掃除や片づけをできていない自分にいら立つ、ということがあります。

「やらなければいけないことができていない」と思って自分を責める気持ちが出てきて、汚れた部屋を見るたびに自己嫌悪に陥るのです。また、「いつかはやらないといけない」という課題を保留し続けているため、常に問題を抱えている気になって、心からの解放感を味わえなくなってしまいます。

物自体にもストレスを呼び起こす要因があります。身の回りに乱雑に置かれた物は、視覚を必要以上に刺激して思考の妨げになったり、部屋を移動する度に振れてしまうことで触覚を過剰刺激したりします。

食品や化粧品などのニオイのあるものは、それが放置されていることで空気中で混ざり合って臭気となり、嗅覚にもストレスを与えます。

さらに、所定の位置に収納されていない物は、いざ必要な時に探し出す手間がかかって、それもストレスになります。部屋の床に乱雑に、しかも積み重なって層になっている場合は、欲しいときに欲しいものが見当たらず、物の山から掘り出さなければならなくなります。

そこで、ついでに物の整理を始めると少しは片づけが進むのですが、手当たり次第ただ掘り返して、床の空いたスペースに置いたりすれば、山がすそ野を広げるだけです。

買い物をストレスのはけ口にしても満たされない

物が増えるのは、必要のない物を買うからです。必要な物を必要なだけ買う分には部屋にあふれるほど溜ったりはしません。

女性は、特に買い物をストレス解消の手段にしがちです。欲しかった物を自分へのご褒美でパッ買う程度なら問題ないのですが、買う行為そのものに気持ちよさを感じて買った物への愛着がないというケースは、すでに買い物依存症になっているかもしれません。

外で買い物をして帰ってくると、その時は満足感でいっぱいで「戦利品」を並べて悦に入っているかもれませんが、その後、片づけを後回しにし続けると生活空間を脅かすゴミの山をつくってしまいます。

近年、ネットショップで買い物をする人が増えました。家に居ながらすぐに好きなものが好きなだけ買えるこの状況は、部屋に物を溜めやすくなっているともいえます。

ストレス解消は必要ですが、それを物に変えても部屋が狭くなるだけです。ネットショップサイトを閲覧している時は、想像力を働かせて「買ったつもり」で豊かな気持ちになるに留めましょう。

汚部屋化すると思考が停止する

部屋に物が溜まり始めると、掃除機をかけるスペースもなくなって掃除ができなくなります。

物と一緒にホコリや汚れも溜まっていきます。部屋が汚れていく様は想像するだけでゾッとしますが、部屋の住人にとっては日常の光景なので何も気にならなくなっています。

最初はストレスだった汚い部屋も、見慣れてくると、乱雑ながら自分なりの使い勝手の良さを生み出したりして、しばらくは生活に支障が出ることはありません。

むしろ、部屋の乱雑さに心の安らぎを覚えたりします。無意識に自分の置かれた現実にフタをしてしまった状態です。しかしながら、そんな生活も限度があります。物は日々増え続け、ホコリや汚れも積もっていき、生活スペースが侵食されていきます。

部屋は住人の心の鏡

部屋が汚れるのは、毎日が忙しくて掃除をしたり整理整頓したりする時間が取れないからだけでしょうか。

「ひとり暮らしで日々残業に追われている」「夫婦共働きで、仕事や最低限の家事育児で手いっぱい」という状況では、部屋の掃除や片づけを毎日することはなかなか難しいでしょう。

休日は、溜った疲労で体が動かなくて掃除どころじゃないかもしれません。でも、出したものを元のところに戻す、掃除機をかける、要らないものを捨てるなどは、余程のゴミ屋敷でなければそんなに時間のかかることではありません。

ないのは「時間」ではなく「やる気」なのです。

ではなぜ、ストレスの元になる物を片づけようとする「やる気」がなくなっているのでしょうか。

それは、心の中の整理整頓ができなくなっているからです。

部屋の中と同様の事態が、心の中にも起きていると考えられます。過重労働、人間関係、育児などで心身ともに疲れ切っているのかもしれません。

まずは、仕事を含めて一度、生活全般を見直して無理をしているところがあったら、周囲に相談して負担を軽減することが必要でしょう。

心の整理がついたら、部屋の掃除や片づけをする余裕も出てきますが、心の整理をするために部屋の片づけをするという方法もあります。

気持ちを奮い立たせて「一気に片づけるぞ」と決心をするには「やる気」というパワーが必要ですが、手のつけやすい場所から「少しずつ片づければいいんだ」と心を落ち着けることができれば、片づくほどに心の中もスッキリしていきます。

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